Jun 13, 2011
大変なレーザー脱毛器
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東日本大震災による津波は、道内の漁業に深刻な被害をもたらした。全容はまだまとまっていないが、道の14日午後3時現在の集計では、道南から道東までの33市町で363件の被害が確認され、うち漁船の損壊は215隻に上った。また14漁協でホタテやカキなどの養殖施設が被災した。道水産局は「今まで経験のない規模の被害」とみている。
■停泊船に大穴
漁船の被害が大きかったのは襟裳岬東岸のの4町(広尾、豊頃、大樹、浦幌)。6漁港で約150隻の漁船が沈没したり、陸地に打ち上げられたりしているのが確認された。
豊頃町の大津漁港では、沖に逃げ遅れた39隻すべてが道路や草地に打ち上げられた。14日午前中からクレーンで漁船をつり上げて移動する作業が始まったが、船底に大穴が開いた船も。作業を見ていた漁業者の男性(69)は「これほどの被害は初めてだ」と肩を落とした。
広尾町の十勝港では、82隻で被害が出ており、広尾漁協の亀田元教組合長は「船の修理金額の算定もできていない」と話す。
漁港のダメージも大きく、道によると防波堤の上部が壊れるなど21漁港で25件の被災を確認。港の荷さばき場や漁協事務所の浸水など、水産関連施設の被害も99件あった。14日開かれた道や道漁業協同組合連合会(道漁連)による対策会議で、西英司・道漁連副会長は「今回は広域的な被害。危機感をもって対処したい」と話した。【三沢邦彦、堀井恵里子】
■特産品大打撃
年間6億〜7億円の水揚げを誇る厚岸漁協(厚岸町)のカキ。関係者は「養殖施設の95%は駄目だ」と壊滅的被害に悲鳴を上げる。
カキを育てるのは、外海とつながった厚岸湖内。種苗を付着させた貝殻が浮きの付いたロープで水中につるされているが、津波でロープが絡まり合い、種苗が痛んだり湖底に落ちたりした。同町奔渡の高筒聖一さん(43)は「絡まったのを元に戻すだけでも2カ月はかかる。壊滅状態だね」と力なく笑う。
さらに漁業者を悩ますのが、今後の種苗の入手だ。大半は宮城県の松島から買い入れていたが、被災で入手は絶望的。広島、三重などから買ったり地元産種苗の生産拡大を検討しているが、6月までに仕掛けなければ翌年以降の生産に支障をきたすという。
噴火湾沿岸では、養殖ホタテに大きな被害が出ている。八雲町漁協の養殖施設には、2メートル以上の津波が何度も押し寄せ、大量の貝が落下した。小川勝士専務は「来年のためにも残っている稚貝は引き揚げたい」とうなだれた。いぶり噴火湾漁協(伊達市、洞爺湖町、豊浦町)でもロープが切れるなどの被害が出たが、しけなどで海に出られないため、状況把握には1週間から10日ほどかかるという。
また、落石漁協(根室市)の養殖ウニ、厚岸漁協のアサリ漁なども被害を受けた。【山田泰雄、近藤卓資、新庄順一】
■被災地沿岸でも
初夏に始まるサケ・マス漁などのため三陸海岸の港で出漁準備をしていた道内の漁船も被害に遭った。宮城県の気仙沼港では、係留中だった根室市の漁船が少なくとも6隻、津波で損壊したとみられる。乗組員がいた可能性は低いが、漁協や市、海員組合などが情報収集を急いでいる。
来週にドック入りする予定で気仙沼港に係留していた根室漁協所属の「第35進洋丸」(173トン)は、今も行方が分からない。船主の木根繁さん(73)は「エンジンを下ろしていたので沖に逃げられなかった。機関長が乗っていたが、津波が来る前に逃げて無事だった」と胸をなで下ろしつつ「船は駄目かもしれない」と語る。
機関長を含む東北出身の乗組員4人のうち2人は無事が確認できたが、2人は「連絡が取れない」。テレビで同じような船型の船が4〜5隻漂っているのが見え、自分の船がないか目を凝らしているという。
石垣漁業の石垣光義さん(66)は、2隻を係留。イカ釣り漁船は火災で燃えてしまい、サケ・マス流し網の中型船は沿岸を漂っているとみられるという。石垣さんは「係留中だったから、誰も乗っていなかった。天災だから仕方がない」とうなだれた。
全国で20隻が出漁する予定だったサケ・マス中型船は、今回の津波で大半が被災。関係者は「出られる船は5〜6隻」と見込む。【本間浩昭】
3月15日朝刊
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JR北海道は14日、東日本大震災の影響で運休していた津軽海峡線で、15日から一部列車の運行を再開すると発表した。道内と本州を結ぶ列車が運行するのは11日の発生日以来4日ぶり。
JRによると、再開するのは函館−新青森駅間の特急スーパー白鳥の2往復4本。函館駅の出発時刻は午前7時24分と同10時17分で、新青森駅は同10時16分と午後1時3分。函館線は札幌−函館間の特急列車などの一部運休を続ける。【金子淳】
3月15日朝刊
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